【日本語教師】レベル差があるクラス運営

日本語教育

日本語学校から転職して、営業マンをしているchailandです。

プライベートオンラインレッスンは継続中です。

私の簡単な経歴は以下の通りです。

2014-2017 タイの大学で日本語教師
2017-2022.4 国内専任講師
2022年5月からは営業職にチャレンジ

 

今日はレベル差があって困っているという日本語教師とシェアしたい話題です。
15名ほどのクラスレッスン、2,3名のプライベートレッスン、

さまざまな場面で「レベル差があるクラス」を担当することになります。
逆に、「レベルが揃っているクラス」は、ゼロ初級ぐらいじゃないでしょうか。

レベル差があるクラス運営で意識していることを3つシェアします。

①具体的に何にレベル差があるのか分析する
②その日の授業ごとで基準レベルを設定する
③基準レベル外の学生へのフォロー

 

 

順番に解説します。

 

①具体的に何にレベル差があるのか分析する

 


まず、「レベル差がある」と感じるのは、どんな点でそう感じるのか、分析する必要があります。
語彙、漢字、会話、表現力なのか、ここをきちんとおさえておきたいです。

例えば、漢字の読みは学生によって差があるものの、会話に関してはみんな良くできている、活気があるという場合もよく見られます。

逆に、読み書きはきっちりできる学生が多いが、会話になると、

途端に反応が悪くなったり、言葉が出てこないようなケースもあります。

 

具体的にどんな点で「レベル差がある」と感じるのか

それは授業だけで埋めることができないのか
このレベル差を利用して、何かできることはないのか、という分析が重要ですよね。

その結果によって、次の打ち手が変わるので、

一旦冷静になってクラス全体を見てみるようにしています。
どうしても自分でわからないときは、同じクラスを担当している先生からも意見をもらっていました。

客観的にクラスを分析する必要がありそうです。

 

②その日の授業ごとで基準レベルを設定する

「レベル差がある」ので全員を100%できるようにしようと毎回意気込んでいては、

満足しない層が現れます。

教師評価にも、「簡単すぎる」と書かれたこともあります。

クラスの基準レベルとなる学生を決めておくことをおすすめします。

この人ができていたらオッケーというような方です。

クラスの真ん中少し下のレベルになることが一般的ですが、
毎回その基準に合わせてやると、不満につながるので、

日によっては少し上のレベルをターゲットにしたり、変化をつけたいですよね!

 

③基準レベル外の学生へのフォロー

これは日によって、基準レベルを変えることも一つですが、授業中でもフォローが出来そうです。

例えば、全体的に書くのが弱い作文クラスで、全員で書く活動をしたとします。
その時によく書ける学生には追加の質問をしたり、添削をして、より上のレベルに引き上げるなどのフォローができます。
また、読解などでは、できる学生に説明させるなどの活動も考えられます。
レベル差があるからこそできることはないか考えたいものですね。

 

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