【日本語教師】初めの半年をいかに乗り越えるか

日本語教育
これから日本語教師を目指す方から、

最初の準備ってどれだけ大変なんですか

休みの日ってあるんですか

普段どんなスケジュールで過ごしてるんですか

と心配の声もあります。
この記事を読めばこれから日本語教師をめざす方や、今デビューしたての日本語教師が現実を知りつつも、前向きになれることでしょう。

準備編

私が日本語教師としてデビューしたのは2014年タイの大学でした。
教案で何を喋るか一字一句書いていたので、授業準備も、授業時間の3倍はかかっていました。
90分授業なら、270分、
平日は夜20:00ごろまで土日も片方は丸一日準備に充てて過ごしていました。
今は、当時より、ネット上に教材が転がっていますし、例文検索も楽ちんになりましたので、
ここまで時間はかからないかもしれません。
ただ、授業準備というものは、
こだわればいくらでも時間をかけれてしまいます。
準備で大切なのは、
ゴールを決めて、一つずつステップアップできる段階を考えることでしょう。
そのとき、「ここはつまづくな」とか
「これは難しい」などの想定は経験がないと、思いつきません。
時間を決めて、準備をやりきり、授業をやってみて改善していったほうが、はるかに身になると感じました。
恥ずかしいですが、そのとき先輩教師に失敗例を共有したほうがなぜ失敗したのかが、
すぐにわかります。これは新人教師の時にやっておけばよかったともう一つのことです。ぜひ実践してみてください。

授業修正編

日本語教師としてデビューしてはじめの半年間は全然うまく授業ができませんでした。
何時間も準備をしたのにです。
それはなぜでしょう。
・説明が適切ではなかったこと
・スモールステップの計画を立てられていなかったこと
・クラス全体の課題が見えていないこと
などが考えられます。
授業を成功させるためには複数の要素が絡んでいますが、失敗する原因は再現性が高いです。
先輩の先生に授業見学に入ってもらい、改善点をあぶり出してもらいましょう。
見てもらうのは緊張しますが、長い目で日本語教師人生を考えたときにとても有益なアドバイスがもらえることがあります。
アドバイスを受け取ってからはじめの半年間は修正点を1つに絞ったほうがよさそうです。
私は国内の日本語学校で仕事をし始めた時、多くのご指摘をいただきました。
それは声の強弱、説明の長さ、語彙コントロールなどです。
ほとんど全部ですね笑。
短期間に全部直そうとしたため、混乱してしまった時期がありました。
私のようにならないためにも、まずは1つだけ改善することを心がけてください。
そしてその課題が解決できたら次の課題というように教える側も段階を踏んでいきましょう。
準備にかける時間を決め、改善点を1つに集中する
これで、半年すればしっかりと授業をこなせるようになるでしょう。
もちろんまだ学習者を見る目だったり、経験としてはまだまだですが、少し自信を持って授業臨めるようになっているはずです。
半年で1学期という学校も多いので
1学期を経験すればストックができ、次の学期も少しは気持ちが楽になるでしょう。
はじめの半年が1番苦労しますので、忘れた頃にこの記事を見返して、がんばりましょう。
もちろん授業を楽しむことを忘れないでください。
先生がにっこりと楽しそうに授業していると、学習者も嬉しくなります。
空気は伝染するとはよく言ったものです。
うまくいっても失敗しても学習者と共にする時間を大切にしていきましょう。
初めて担当したクラスの事は何年たっても覚えているものです。
後から振り返ると、学授業よくやってたなぁと思いますが、そこに原点が詰まっていますだからこそかけがえのない時間なんだと思います。
私も現在の職場で5ヶ月目で本当に苦労していますが、これから日本語教師を目指す皆さんや、
日本語教師になられたばかりの方と共に努力をして参りたいと思います。
これからも日本語教師の皆様が読んでいて勇気が出るような記事を書いていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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