日本語教師になりたての時に、やっておけばよかったこと

日本語教育

日本語学校から転職して、営業マンをしているchailandです。

プライベートオンラインレッスンは継続中です。

私の簡単な経歴は以下の通りです。

2014-2017 タイの大学で日本語教師
2017-現在 国内専任講師
2022年5月からは営業職にチャレンジ

 

今日は日本語教師をこれから目指す方向けに、日本語教師になりたての時に
やっておけばよかったことをシェアします。

 

以前、こんなTweetをしました。

この点について深掘りしていきたいと思います。

あくまでも個人的見解ですので、ご了承くださいませ。

一つでもお役に立てれば幸いです✨

 

①先輩教師の授業見学

新人の頃は、授業準備で忙しくてなかなか他の時間を捻出できなかったのが事実です。

ただ、自分でいくら試行錯誤しても、経験がない頭で捻り出そうとしても

なかなかうまくいきません。

そこで先輩教師の授業見学です。

授業を単発で見るのではなく、例えば、一つのクラスを続けて見たほうがいいです

前回の流れからの復習や、授業を通じて、どんな力を付けさせようとしているかがわかるからです。

また、その先生の教え方の特徴、どんな点に気をつけているか、

しっかりとヒアリングした上で、授業見学に臨むと、

授業を運営するヒントが得られるでしょう。

 

②授業でうまくいかなかったことのシェア

普通は、うまくいかなかったことはできるだけ蓋をしておきたいでしょう。

私もそうでした。

うまくいかなかった原因を一人で悶々と考えている時期もありました。

ただ、時間が解決してくれるわけでも、自分で試行錯誤するだけの引き出しもありませんでした。

そんな時に、先輩教師に打ち明けてみるといいかもしれません。

「授業で、〇〇を目的として、○○をやってみたんですが、うまくいかなかったのですよ」

失敗したことをシェアするので、

メンタル的にきついこともありますが、

経験がある先生からすると、なぜそれがうまくいかなかったのか、

はっきりと原因がわかるそうです。

私も経験を積んでからは、うまくいく方法は無限にありますが、

うまくいかない”地雷”のありかは見抜けるようになりました。

是非とも失敗のシェアをしてみるといいと思います。

 

③例文検索

どんな授業でも例文が必要ですよね。

その時に、自分でゼロから考えないほうがいいいです。

調べて調べて調べまくった方が効率がいいと思いました。

というのも、目標文型に無理やり当てはめようとしてしまい、

かえって不自然な日本語になりがちだからです。

それより例文を検索して、それが自然かどうかチェックする方に頭を使った方が

経験上、いい例文が集まると思います。

検索の仕方は「〜がち 例文」などで調べるとたくさん用例が出てきます。

 

 

④例文のリスト化

これは将来の自分を助けることになりますので、

絶対にやっておいて損はしないと思います。

それは例文のリスト化です。

おすすめはExecelやgoogle spreadsheetに

文型ごとで調べた例文をまとめていく方法です

例えば、「〜がち」という文型の例文を調べたら、以下のようにまとめておきます。

JLPTのレベルごとに分けておけば、

次回以降同じところに当たった時に、準備が楽になります。

またそれぞれの例文で、あまり学生に受けが良くなかった、説明しずらかった例文は

✖︎、▲など印をつけておき、授業の振り返りの時に、精査すると、

より質の高い例文を提供できるでしょう。

 

⑤は評価の受け止め方のテーマに関わるので、

また別記事で紹介します。

以上、日本語教師になりたての時にすればよかったことを紹介しました。

これから日本語教師を目指す皆様のお役に立てれば幸いでございます!

 

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