【日本語教師】絶対にマスターしたい学習者の発話を促すクラス運営のポイント5選

未分類
みなさん、こんにちは。
日本語学校から転職して、営業職をしているchailandです。
このブログでは、日本語教師のお役立ちポイントを紹介しています。
今日は「絶対にマスターしたい学習者の発話を促すクラス運営のポイント」
といテーマです。
クラス運営をする上で、
・最後ちょっと時間が足りなかった
・学習者の到達度を測る時間がなかった
・一生懸命説明したけど、理解してなかった
なんてことはありませんか?
私はおそらくこういった失敗を100回はやりました笑
いつ直せるんだと自分のセンスのなさを疑いました。
一つの視点が欠落していたのです。
それは
教師は喋らない。学習者に運用させる。
ということです。
この記事を読めば、学習者に運用させるクラス運営の視点が身に付けられます。
2,3分お付き合いください。

①丁寧にやりすぎない

はじめはつい丁寧に説明しすぎてしまいますよね。
・活用は大丈夫か
・発音は問題ないか
・不自然な例文じゃないか
といろんなことが気になって、丁寧に説明しすぎてしまうものです。
でも、実は不要な説明をしてしまっていることがあります。
例えば、
「〜ています」の文型を教えるとします。
進行・継続・状態の意味がありますが、
進行の説明、練習をしているときに、
「実は他の意味があってですね」と言って、追加で説明をしたり、
「こういう言い方もできますね」などと
情報過多になってしまうケースがありました。
また、二回同じ説明を繰り返すこともありした。
こちらが思っている以上に学習者は
一回では消化できないものです。
だからこそ、丁寧にこの授業中にマスターさせなきゃ
と考える必要はなく、
最低限ここまでできればいいという塩梅を探り、
そのための説明に留める方がうまくいくことがあります。
ここは完全に感覚の話になるので、
時間がいつも足りなくなるという方は、
この説明の時間を削れないか、振り返りをしてみましょう。

②説明を簡潔に

①と重なる部分がありますが、
とにかく説明を簡潔にしたいものです。
意味が二つ以上ある文型に関しては、
まずは、一つの意味だけ説明しましょう。
よく使われる意味の場面、活用、例文を大胆に示し、
細かいところや例外はある程度、運用できるようになった
練習後や次回に回してもいい場合が多いです。
授業準備の段階で、
「どうすれば最短で伝わるか」
「もう少し短く説明できないか」
とシュミレーションすると格段にシンプルな説明になります。
以下の書籍、
文型の違いなどの説明がわかりやすく、授業でどうやってシンプルに説明する練習をしていました。

③学習者の発話を最後まで聞く

①と②でシンプルな説明ができるようになったら、
次は学習者の発話に耳を傾けましょう。
大事なところは理解できているけど、
細かいところの理解や運用はできていないはずなので、
当然ミスや質問が出るはずです。
この時に、しっかりとミスを修正したり、
質問に答えるようにしていました。
ミスの修正の仕方は、様々あり、また別記事でまとめたいのですが、
最終的には正しい文を学習者に言わせるように持っていきたいですね。

④運用モデルをしっかりと示す

導入、説明まででき、学習者の質問受けやミスの修正までできたので、
実際に運用させる段階まで来ました。
この後、すぐに
「じゃ、ペアでやってください」
「このテーマで質問を作ってください」
「この文型を使って例文をたくさん考えてください」
と学習者に投げて失敗したという経験を
これまた100回ぐらいしてしまいました。
要は仕込み不足ですね。
学習者にとっては、
どんな場面で
どのぐらいの文量で
どんな語彙や文型を使って
発話するのか、一つでもわからないものがあると、
こちらが意図した練習にならない場合があります。
だからこそ、学習者に何をさせたいのか
そのゴールをこちらが例示する必要があります。
プレゼンの授業を担当したことがありますが、
そこでも私も本気のプレゼンを作って発表しました笑

⑤時間を記録する

最後に、教師が話している時間を記録してみましょう。
おそらく最初のうちは教案を書いていると思うので、
授業計画を立てたときの時間と、
実際の時間を比べてみると、何が予定通り出なかったのかが、よくわかります。
私も慣れない間は、よくこの方法で自分の授業を分析していました。
すると、先に見てきた①丁寧にしすぎて、②説明が簡潔じゃないから
修正に時間がかかったり、質問を受ける時間が長くなりました。
どうやったら、学習者に運営を促すかは、
そこに十分に時間を使うためのタイムマネジメントが全てだと思います。
こうやって少しずつ改善を重ねることしか、
学習者ファーストの
学習者が運用できる授業に変えていけないんでしょうね。
もはや永遠のテーマです。
以上、
絶対にマスターしたい学習者の発話を促すクラス運営のポイント5選を紹介しました。
ヒントになれば幸いでございます。

【イベント情報】

OUCHI de Internationalという外国人と日本人が集まるオンラインイベントを主催しています。

詳細はこちら日付のリンクから↓

10月2日(日)、10月9日(日)日本時間20:30から

お待ちしております。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました