タイの上下関係と敬意

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日本語学校から転職して、営業マンをしているchailandです。

プライベートオンラインレッスンは継続中です。

私の簡単な経歴は以下の通りです。

2014-2017 タイの大学で日本語教師
2017-2022.4 国内専任講師
2022年5月からは営業職にチャレンジ

新卒から3年タイで働いておりました。
帰国後もタイとは深い関わりを持っていて、
タイが大好きです✨

今日はタイ事情のうち、目上の人に対する敬意についてのお話です。

おやすみ投稿回です♪

日本よりも厳しい上下関係?

タイといえば、微笑みの国。

なんだか和やかなイメージを思い浮かべませんか。

確かに雰囲気は和やかなのですが、

個人的には、正直、日本よりも上下関係を意識している国だと感じました。

僕は小学校から中学校まで野球をしていました。
他の普通の子供よりは上下関係について厳しく教え込まれていたと思います。

先輩、コーチ、目上の人に対しては
丁寧な言葉遣いをする。
話を聞く時は帽子をとる。
前を通る時は、屈む。

またヘルメット、バット、グローブを跨いで通らない
など、細かいルールがありました。

野球をやっている子供たちであれば、
当たり前にやっていたことですが、

普通の子供たちはそんなことは一切触れずに過ごしてきたことでしょう。

 

しかし、かくいう私も
それがルールだからそうしてきただけで、

本当に心から「敬意を払う」という意識はなかったように思います。
つまり、その行動に対する意味をしっかりと意識していないのです。

 

 

形式ではない「敬意」


一方、タイはというと
年上の人かどうか確認し、
それがわかるとพี่(ピー お兄さん、お姉さん)〇〇、

先生に対しては
อาจารย์(アジャーン 先生)〇〇
敬称をつけてその人を呼びます。

そして実際に敬意を払っています。

例えば、挨拶する時は
必ず目下から目上にすること。

合掌(ワイ)は少し高い位置でする。

学生が職員室に入る時は
職員は土足で入室しているところでも、
学生は靴を脱いで入室するなどです。

これには本当に理解し難かったです。

先生たちがど土足なら、靴下が真っ黒になっちゃうじゃんと。

これも先生たちに対する敬意の表し方の一つだと考えられているそうです。

また先生たちの中でも
大学院修士号なのか
大学院博士号なのかで敬称が変わったり、
対応が変わったり、
外国人の僕らが見ていても明らかだったので、
明確に分けられているんだなぁと思います。

それらが全て
みなさんが本当に敬意を払っているように感じました。

 

目下の人に対する愛情

また目上の人も
目下の人をน้อง(ノーン)○○とまるで家族のように
可愛がってくれる側面もありました。

日本よりも上下関係は明確にしているものの
近しい関係性を築きやすいという
理想的な上下関係だなぁと思いました。

実際、タイ人の先輩は、

お兄さん、お姉さんのようにプライベートの悩みも

親身に聞いてくれたのを覚えています。

 

 

帰国した今でも目上のタイ人には敬称をつける癖が残っています。

敬意を払うことはどういうことか
いつも考えさせられるタイでの経験でした。

 

他の国の上下関係ってどうなんでしょうか?

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