日本語教師から転職をして、営業マンをしつつ、娘に癒されているゆーいちです。
今日もお仕事お疲れ様でした。
昨日は、「中級へ行こう」の教え方についての記事を更新しました。
初めて中級レベルを教えるけど、どうしたらいいかわからないという方はぜひご参照ください!!

4月から徐々に入国緩和がされ、留学生も増えてきました。
今、10月期の講師不足が深刻で、講師にとっては売り手市場の状況でしょう。
私のもとにも「日本語学校選び方」について相談にくる人もちらほらいましたので、
今日はこのテーマを選びました。
この記事を最後まで読めば、どのように自分にあった学校の選び方を知り、
行動につなげることができます。
ぜひ最後までお付き合いください。
経験がないうちは、非常勤講師からスタートになる場合が多いようです。
複数の学校を掛け持ちするか、
他の仕事を掛け持ちするか、働き方は様々です。
おそらく皆さんが一番気になっているのは、「コマ数、待遇面」の問題でしょう。
いくつか条件面を見ていきましょう。
一般的に、45分単位で1600円から2500円のところが多いようです。
ただ、これはシンプルに授業時間での給与なので、
準備時間などは含まれていません。
じゃ、実際生活に余裕はあるのかと聞かれますが、
はじめのうちは、90分授業✖︎10コマが限界かと思います。
仮に、一コマ3600円で計算すると
3600円✖︎10コマ✖︎4週間=144,000円
と決して楽ではありません。
個人的には的にはこの「非常勤」という名前がよくないなぁと思っています。
私が日本語学校で働いていた時は、正規のスタッフとして一人一人とても大切な存在だったのを覚えています。
2024年に登録日本語教師への国家資格格上げの話が出ていますので、待遇面が改善されることを願います。
日本語学校を教える上で大切なのが、学校の教育文化です。
教育文化とは、その学校が教育において大切にしている点です。
例えば、「学習者の運用力を高める」「JLPTに合格する」「漢字が書けるようになる」
「日本社会で礼儀正しく振る舞える」
など様々なモットーがあります。
それが、これから働く皆様の信念に合っているかは大切です。
こう考える先生が、「とにかくミスはいけない」という
教育文化の学校で働くのは辛いものがあります。
他にも、欧米系が多い、アジア系が多いなど学校によって
雰囲気が異なります。
経験上、欧米圏の学生は、かけたコストに対して、
授業の質が伴っているかをシビアに評価します。
はじめは慣れなかったですが、おかげでとても鍛えられました。
では、自分にあった学校をどのように見つけるのでしょうか。
それは、実際に選考を受ける前に、
2つ方法があります。
まず、日本語教師合同説明会ですが、
学校の責任者や採用担当のかたが、窓口にいる可能性が高く、
直接学校の様子や、求める人物像を聞くことができます。
また運が良ければ、そのまま面接のためのアポイントを取ることができるので、
とにかくどんな学校があるのか、知りたい。直接担当者に会って話したいという方にはおすすめです。
最近はオンラインでの合同説明会もあるので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
こちらは2022年7月から9月の情報です。
次に、授業見学に参加する方法です。
実は、私が前の日本語学校の選考を受けるまでに、20校ほど授業見学に参加しました。
などが実際に目で見て確かめられます。
これは私の裏技ですが、
「選考を前向きに検討している」
「日本人ゲストとして授業の活動をお手伝いします」
といえば、たいてい快く授業見学させてくれます。
この記事を書いているのが、8月下旬ですが、
JLPT試験後は、日本人ゲストを絡めたクラスでの活動をしたいと考える学校が多いからです。
私も授業を担当している時、社会人の日本人ゲストはとても貴重でした。
以上、非常勤講師の働き方(待遇面)、学校選びのポイント、見極める方法についてまとめてきました。
10月から日本語教師デビューを果たす皆様にとって、役に立つ内容であれば幸いでございます。
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